「21世紀の環境・食・アフリカ:日本の発展経験と創意工夫から学ぶ」
本テーマは、日本の国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)が提供する「さくらサイエンス・プログラム」(https://ssp.jst.go.jp/en/)の一環として選定されました。
このプログラムには、タンザニアのダルエスサラーム大学の学生4名、タンザニアのネルソンマンデラアフリカ科学技術大学院大学(NM-AIST)の学生3名と教員1名、ガーナ大学の学生3名と教員1名が招待され、2025年2月12日から21日まで日本を訪問しました。参加学生は「UU-A グローバル・マネジメント2024」において優秀な成績を収めたことから選抜されました。
彼らは、宇都宮大学国際学部の「グローバルAL演習II」に登録した学生5名、同大学のティーチング・アシスタント(TA)5名(日本人3名、ガーナ人1名、スリランカ人1名)、およびエチオピアとガーナの世界展開力長期受入学生とともに、各国の知見を交換する機会を持ちました。
スケジュール
2月11日(火):タンザニアおよびガーナから出発
2月12日(水):成田空港到着
2月13日(木)午前:宇都宮大学のオリエンテーション・紹介
国籍・出身大学の多様性と、共通関心を考慮したグループでの相互自己紹介
午後:講義「日本農業の現状と課題―茶の生産から消費まで」(杉田直樹教授)
以下は、受講生から得られた意見や評価です。
「日本の文化や人々についての理解が深まり、非常に影響を受けた経験でした。日本の人々の温かい受け入れにより、私は日本を第二の故郷と考えることができます。機会があれば博士課程に進学したいと考えています。この交流プログラムが今後も続き、より多くのアフリカの学生が日本の素晴らしい文化や人々を体験できることを願っています。」
「このコースは非常に興味深く、集中的な学びの機会でした。アフリカで実践していきたいと考えています。」
「このプログラムを通じて、肌の色や民族、言語の違いにもかかわらず、差別を感じることは一切ありませんでした。尊重され、価値を認められたと感じています。多くの学生が宇都宮大学との関係を今後も続けたいと考えており、研究やプロジェクトなどのさらなる協力の機会が開かれることを願っています。」
「この素晴らしいプログラムに心から感謝しています。学んだことは多く、今後に活かしたいです。博士課程を日本で進めることを検討しています。」